2009年09月27日

アジア屋台新聞村@高野秀行

アジアが好き、学生時代からアジアを中心に各国を放浪していたという
著者の自伝的小説だそう、多国籍な青春小説でしょうか。
フィクション・ノンフィクションの境目がぼんやりした感じ、
そこが何とも言えず、いい感じ。面白く読みました。

ちょっとした物書きの青年が主人公、ほろ酔いのとある夜、つたない日本語を
話す若い女性から、原稿依頼の電話が入ります。
依頼内容は「タイについてのコラム」とのこと、但し字数や詳細について
説明が全く要領を得ず…
夢かと思いきや、翌朝その電話を示すメモがあったことから、謎の会社に
出向くことになります。

そこで出会ったアジア各国の不思議な面々と繰り広げられる新聞ができるまで?
いやベンチャースピリット溢れ、商魂たくましく、しっかりと自立した
登場人物たちとの新聞作りを通した青春物語??です。

素直にさらっと楽しめる!!面白い!!
戦略も何もあったものではなく、野生の感で突き進むその新聞社と関わる
人たち、気持ちよくつき抜け、爽快に話が進みます。

こういう会社で自分の能力(果たして使い物になるのかは疑問ですが…)を
試してみたい、というより、人間力を勉強させてもらいたい!と思います。
ま、何だって何とかなるもんでしょ、で本当に何とかできる人たち、
たくましさがたまらない!楽しそうだー。

最後の最後の主人公の達観っぷり、こうでなくちゃ、がよかったです。
実在ならばこの会社は自宅から程近い。興味が沸きます。
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タグ:高野秀行
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2009年09月25日

空の中@有川浩

自宅近くの書店にて「今週の文庫人気第2位」の札に手が伸びました。
思い出せないものの名前は知っている、となると何度か読んでいる作家だと
思われます。

原因不明の航空機事故が立て続けに起こる。
その原因究明の最中、未知なる生命体が発見される…
その生物は雲のはるか上、高度2万メートルの世界に漂い、どうやら
高度な知能を有している。
これは一体何なのか?人間の敵なのか???

ほんのりSFチックな展開に、生き生きと魅力たっぷりの登場人物たちが
加わり、ぐいぐいと引き込まれます。

日本の航空機産業の現状、そして現場パイロットや開発者たちの夢。
事故の遺族また関係者となる主人公たちの心の揺れ動く様。
ものすごいスピードで知識を吸収、理解していく未知の生命体。
どれもこれもが面白い!!
登場人物の不器用さ、真面目さが心地よく、若さゆえの迷いや葛藤にも
共感します。

と、描いていて散漫な感想となりますが、ストーリーは上手くまとまります。
面白かった!巻末の紹介文の通り。
これぞエンターテイメント!サラッと楽しむ読書の秋にお勧めします。
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次は並んで売られていた「海の底」を呼んでみます。
はて?シリーズなのかしら?

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タグ:有川浩
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2009年09月19日

鹿男あをによし@万城目学

初読の作家さんです。
少し前に「鴨川モルホー」がベストセラー、映画化で有名になった??
面白いと薦められ、図書館にこれだけがあったので早速。

さらっと面白く読みました!
歴史ファンタジックな青春?エンターテイメント小説といったところ。

大学で助手を務め、ちょっと鬱々と神経質?な青年が主人公。
ひょんなことから、奈良の女子高の期限付き教師となります。
研究室といういわば狭い世界しか知らない彼と女子達との出会いから始まり
奈良という古きよき歴史、伝統が色濃い土地柄、不思議な学校のあり方が
絡み、話は展開していきます。

ちなみに「あをによし(青丹によし)」は奈良にかかる枕詞だそう。
修学旅行以外で訪れたことがありませんが、景色の浮かぶ素敵な言葉です。
ご参考:枕詞「あをによし」について

ま、色々と伏線はありつつ…
主人公は鹿の神様?から「日本を守る」という壮大な使命を課せられ…
八百万の神々の物語も登場し、最後にはそれを成し遂げます。
定期的に訪れる日本の危機、今回も無事日本が守られて終わります。

秋の夜長、楽しめる1冊です。
任期を繰り上げ辞めさせられた主人公の未来が気になります…続編かな??
本の詳細

これもアニメ化、ドラマ化されていたとは知らなんだ…
確かに画像にしやすそうな印象です。

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タグ:万城目学
posted by honeybeeeee at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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